理想のイネを育種する

収量が高くて、病気に強くて、風や雨でも倒伏しない、理想的なイネの改良を遺伝子情報を用いて進めています。
(植物遺伝子機能研究室)
(耕地情報利用研究室)

花や野菜・果物を改良する

美しい花、美味しく健康に良い野菜や果物の分子メカニズムを解明し、その改良に向けた、遺伝子組換えやゲノム編集を含めたバイオテクノロジーを進めています。

(園芸科学研究室)

病気や環境に強い接木苗を作出する

接木により,果実形質の優れた品種を病害耐性を持つ別の品種の根の上で栽培し、両方の品種の良い性質を同時に発揮させることができます。この利点を活かすため、科学的な研究を通して接木の効率を高めたり、接木する植物の組み合わせを拡げることを試みています。病害耐性だけでなく、環境変動にも強い苗や、限られた肥料でもたくさんの果実を収穫できる苗などの提供を目指しています。
(生物産業創出研究室)

多収のトマトを開発する

トマト栽培において園芸先進国のオランダは、日本よりもはるかに高い生産性があります。もちろん、気候や栽培様式の違いも大きく関わっていますが、品種の違いも生産性に影響します。私たちは、日本とオランダのトマト品種の違いに着目して、トマトにおける多収の要因に関する研究を行なっています。
(植物遺伝育種研究室)

高バイオマス作物を創出する

高バイオマスかつ搾汁液高糖性の温帯作物が創出されれば、エネルギーの地産地消によってSDGs達成、特に脱炭素社会構築に大きく貢献します。私たちは、ゲノム育種によってこの新しい作物の育種創出を目指しています。
(植物ゲノム育種研究室)

フロリゲンで作物を改良する

植物の花芽分化を誘導するフロリゲンは、同時にジャガイモを形成したり枝を増やしたりする機能を持っています。またアンチフロリゲンと呼ばれる阻害因子と拮抗して働いています。これらの発見を駆使して、これまでに類例のないユニークな植物開発をめざします。

(発生学・システム植物学研究室)