日本メナード化粧品株式会社
総合研究所 皮膚科学第一研究グループ

資源生物科学科卒業
大学院博士前期課程修了

U. A.

みなさんは肌に悩みはありますか?肌にはシミやシワ、タルミ、ニキビなど様々な悩みが現れます。私は人の肌に触れ、細胞レベルでの観察やコラーゲン線維の状態などの測定を行うことで、皮膚で起こるこれらの現象のメカニズム解明に取り組んでいます。明らかにされていない現象を追求する研究は非常に楽しく、また肌悩みや美を追求した先に化粧品や健康食品を市場に送り出し人々の生活の質を高めることで、社会貢献にもつながるやりがいのある仕事だと感じています。

私は高校時代、生物の授業が好きでしたが、実生活では生き物に触れる機会がなかったため、大学では動物や植物に触れ生物学を学びたいと思い農学部を選び、大学院では動物の栄養学について研究しました。今は、学生時代に培った知識や研究の経験を生かしながら、人の肌に触れて美容と健康を追求する仕事に携わっています。あなたも、農学部でたくさんの生物に触れて未来の美容と健康につなげてみませんか?

株式会社ノエビア

グループ総合研究開発部

医薬品・食品開発グループ

資源生物科学科卒業
大学院博士前期課程修了

M. K.

私は化粧品メーカーで化粧品開発を経て、現在ドリンク等の食品開発に従事しています。肌荒れに悩んだとき使用した化粧品をきっかけに、外面と内面の両方から健康や美に貢献したいと思い、幅広い商品の開発が可能なこの会社を選びました。ドリンク等の食品は、味はもちろん、より効果を発揮するための浸透性や吸収性、配合成分の組み合わせを考慮し開発をする必要があり、試行錯誤と勉強の日々です。変化し続ける社会の中で求められる高品質な商品を開発するのは知識とスピード感が必要ですが、意義のあることと感じています。

生物の可能性に惹かれ農学部を目指し、広い分野をミクロからマクロで学べることから、資源生物科学科を選択し、研究室ではカビに感染するウイルスの研究に取り組みました。主としてカビによる商品作物の病気を抑制する応用可能性を秘めた最先端の研究で、先生方や研究室の仲間と議論しながら、日々充実した研究生活を送ることができました。また海外の学生・研究者との交流機会を積極的にいただき、研究の深さに加え視野の広さも培うことができたことが、仕事を選ぶ上でも、現在の業務にも生かされていると思います。