京都大学
農学研究科
応用生物科学専攻
栽培植物起源学分野

資源生物科学科卒業
大学院博士前期課程修了
大学院博士後期課程修了

A. H. 

「植物を病気から守りたい」私は、植物のもつ免疫機構の研究をしています。食糧問題に興味をもち入学した農学部資源生物科学科では、学生と先生の距離が近く、“生”の研究に触れ合う機会が多くありました。中でも、私が興味をもったのは、植物の病気や植物の持つ免疫について研究し、農作物を守る「植物病理学」です。所属していた植物免疫学研究室では、未知の現象に挑む楽しさを学び、好奇心の赴くまま博士課程後期に進学しました。

卒業後は、イギリスの研究所で博士研究員として植物免疫機構の研究を続けました。海外での生活は、悩むことも多かったです。それでも、好奇心と大学で培った論理的思考力を武器に研究を続けていると、面白い発見があり、気がついたら多くの仲間がいました。言葉や文化は違えども、研究は日本も海外も同じでした。今は日本で新しい生活をスタートさせていますが、今でも海外の仲間と連絡を取り合いながら研究を進めています。あなたも農学部で研究の楽しさに触れてみませんか。

一般社団法人 家畜改良事業団

資源生物科学科卒業
大学院博士前期課程修了
大学院博士後期課程修了

S. T. 

私はただ生き物が好きだからという理由で農学部に入学し、はっきりとした夢や目標があるわけではありませんでした。しかし、幅広い分野の講義や附属農場での実習、海外での実地研修を通じて農学という学問が人類にとって必須である「食」を支える重要な学問であることを実感しました。これらの経験から、農学の中でも特に興味を持った畜産学に貢献できるような研究者を志すようになりました。

肉や乳といった畜産物は重要なたんぱく源であり、世界的な人口増加に伴い今後も需要が高まっていくと考えられています。この需要を満たすためには家畜の生産性を向上させる必要があります。私は、現在、乳用牛・肉用牛の能力向上を目指して、優秀な雄牛の凍結精液や受精卵を農家さんに配布する営業をしています。いずれは生産現場で利用してもらえる技術の研究・開発に携わりたいと考えていますが、生産者の生の声を聞ける今の仕事にやりがいを感じています。あなたも、農学部で自分のやりたいことを見つけてみませんか?