塩野義製薬株式会社
医薬研究本部
創薬開発研究所

資源生物科学科卒業
大学院博士前期課程修了

W. M.

人生100年時代、楽しく活動的に過ごすために薬やヘルスケア製品はより身近な存在となることが予想されます。これらは正しく使えば有益な効果をもたらしますが、身体に作用するという性質上、一歩間違えると事故に繋がる可能性があります。培養細胞や動物を使った実験でより安全な製品候補を選び抜き、その安全性と誤った使い方の危険性を、科学的に証明するのが私達の仕事です。研究結果は添付文書などの形で皆さんや医師、薬剤師へ届けられ、皆さんの安全を守ります。

私は生物が好きで農学部に入り、大学院時代は家畜の繁殖やホルモンに関わる研究をしていました。現在も、繁殖機能の副作用に関する研究に携わっており、学科の講義や大学院の研究で得た知識と経験がとても役立っています。縁あって、好きなことを誇りの持てる仕事にすることができました。後輩の皆さんが大学でやりたいことを見つけて知見を深め、将来の活躍に繋げられることを願っています。