味の素株式会社
バイオ・ファイン研究所
動物栄養グループ

資源生物科学科卒業
大学院博士前期課程修了

S. Y. 

世界人口の増加と経済成長に伴い、食肉や乳といった畜産物の需要は今後ますます高まるとみられています。そのため、家畜をより効率的に生産することは、世界的に重要な課題となっています。私は、今、食品メーカーで家畜栄養の研究をしています。アミノ酸によって免疫力を高めたり、繁殖能力を高めたりすることで家畜の生産性の向上を目指しています。生物の研究を通して、世界的な課題の解決に貢献できることに、楽しさとやりがいを感じています。

私は幼いころから生き物が好きで、生物の研究をしたいと思い農学部に入学しました。講義や実習など、多くのことを学ぶ機会がありましたが、中でも鮮明に記憶しているのはカンボジアでの実習です。カンボジアの学生の「農業を良くして国を良くしていくんだ」という熱い気持ちに触れ、人間の根幹は食であり、農学はそれを支える学問であると気付きました。この経験から、今の仕事をしたいと思うようになりました。あなたも、農学部で世界中の人の幸せに貢献してみませんか?

株式会社 Mizkan Holdings

資源生物科学科卒業
大学院博士前期課程修了

S. R. 

人は皆、食べることによって生きています。そして、食べ物は私たちの体を作り、命に変わります。『やがて、いのちに変わるもの』という企業理念に惹かれて現在の会社に就職し、新商品の開発を担当しています。食卓の笑顔を生み出すことができるやりがいのある仕事だと感じています。味づくりをする中で試行錯誤する毎日ですが、大学生活で学んだ論理的な思考力や課題を解決するプロセスが社会人になった私を支える基盤になっています。

食べることと生き物が好きという単純な理由から農学部に入学した私は、附属農場で研究室生活を送り、ヤギやウシといった反芻家畜の繁殖について学びました。家畜の生産性を向上させることが食料問題に貢献することを学び、農学は世界が直面する問題の解決を担う責任ある学問だと実感しました。あなたも農学という学問に一歩足を踏み入れ、実りある時間を名古屋大学で過ごしてみませんか?