資源生物科学科卒業 K. M. |
私は幼いころから動物のことが好きという理由だけで農学部を志望しました。入学後に家畜繁殖学に興味を持った私は、大学附属農場にある研究室で黒毛和種の生殖メカニズムに関する研究に3年間取り組みました。研究室では先輩や同級生と研究についての議論を日夜交わすことで物事を論理的に考え、説明する習慣が自然と身につきました。また、農場の技官の方と協力して実験を行ううちに、ウシや畜産業界についてなど色々な話をすることができました。この会話の中で農家の方々の家畜や畜産物に対する思いに触れ、その思いに少しでも応えたい、畜産業界を支えたいと思ったことが畜産業界への就職を決めた一番大きな要因だったと思います。
現在、私は飼料メーカーで新規飼料の設計や販売価格の設定などの業務を担当しています。農家の方々と直接お話をする機会が少ない業務ですが、日本の畜産業界の厳しい現実については営業担当から耳にする機会が多くあります。 この状況を打開するためには、若い世代が農学を学び、もっと畜産に目を向けることが必要だと感じています。あなたも農学を通し、日本の畜産を支えてみませんか?
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資源生物科学科卒業 Y. J. |
昔から虫が大好きで、「昆虫博士になりたい」とぼんやり考えて農学部へ入学したのが十数年前。現在は殺虫剤の効果確認の研究業務を担当し、大量の虫を殺すことにやや心を痛めつつ、虫と触れ合える幸せな毎日を過ごしています。
“農薬”というと悪いイメージがあるかもしれませんが、無農薬で育てる場合には穀物で30%、果実等では90%以上も減収するとされ、農薬は世界の食料を守る上で重要な役割を担っています。 なんとなく生き物が好きな人も、飢えた人を救うという強い決意を抱いた人も、
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