脳内の時計は生体リズムを調節する
動物の身体の様々なリズムは脳の視床下部に存在する中枢時計によって、神経、ホルモンを介して調節されています。この仕組み分子、細胞レベルから個体レベルまで、多層的に解明しています。
動物の感覚は脳内のホルモンで変化する
魚は生態に応じて種ごとに重要な感覚が異なっています。感覚情報をどのように脳で処理・活用して環境に適応した生活をしているのか研究しています。繁殖行動を制御する脳内で分泌されるホルモン(神経ペプチド)が放出されるしくみと,放出されたホルモンが 魚の嗅覚や視覚にどんな影響を及ぼすのか研究しています
脳はホルモンを感知する
脳は、生殖の指令塔として、卵巣や精巣から血液中に分泌されるホルモン(女性ホルモンや男性ホルモン)の量を感知し、卵子や精子の発育を調節します。脳内のキスペプチン神経が、哺乳類の生殖をコントロールする仕組みを明らかにし、その成果を安定した家畜の生産につなげ、社会に貢献したいと考えています。
ニワトリは品種によって性格が異なる
鶏の気質(性格)には、多様性があります。例えば、臆病な品種、おとなしい品種、闘争的な品種がいます。この多様性の仕組みを行動学的、遺伝学的、生理学的に調べています。その成果をアニマルウエルフェア畜産の向上に役立てます。