バイオテクノロジーによって植物を改良する

美しい花、美味しく健康に良い野菜や果物の分子メカニズムを解明し、その改良に向けた、遺伝子組換えやゲノム編集を含めたバイオテクノロジーを進めています。

(園芸科学研究室)

接木によって魅力的な植物をデザインする

異科接木という遠縁な植物を接木する方法を見出しました。この技術を利用して、色や形の違う花を接木して育てることが少しずつできるようになっています。同じ技術を野菜や果物に適用して、魅力ある植物をデザインするのが次の目標です。技術づくりは、植物の分子や現象といった最先端の基礎研究から新しく見つかる科学的発見に基づいて行われています。

(生物産業創出研究室)

トマトの体の構造を知って品種改良につなげる

日本のトマトの生産性は、園芸大国であるオランダなどの国々よりも低くなっています。その原因は、栽培技術と品種の違いだと言われています。私たちは、「オランダと日本のトマト品種の間で何が違うのか?」という疑問に対し、植物体内の構造に着目した研究を行っています。

(植物遺伝育種学研究室)

いつでもどこでも花と実りを

フロリゲンは、植物が花芽をつくるための最強の運命決定因子です。私たちは、フロリゲンの分子機能を解明して植物が花芽を作るタイミングを理想的にデザインするための研究をしています。

(発生学・システム植物学研究室)