ニワトリは未知の遺伝資源の宝の山である

蛍光タンパク質を発現して光るトランスジェニックニワトリ・ウズラや、野鶏と呼ばれる野生原種など貴重な系統を多数保有しています。耐病性を示す個体がみつかるなど、隠された有用遺伝資源を秘めた宝の山です。バラエティに富むニワトリ・ウズラをリクエストに応じて全国の研究者に提供しています。

(鳥類バイオサイエンス研究室)

気候・風土に適合した動物の遺伝資源を活用し保 全する

人類は様々な動物種を家畜化して利用し、多くの品種を開発してきましたが、我が国や発展途上国など世界の様々な地域で昔から飼育されている在家家畜にはまだ未知の有用な遺伝資源が保有されています。それらの遺伝資源の有効活用と保全を目指して研究を行なっています。

(動物遺伝育種学研究室)

研究向けイネ集団を作り、活用する

次世代DNAシーケンス技術の普及により多くの有用遺伝子が発見されましたが、イネのもつ大きな遺伝的多様性を説明することはできていません。2000系統以上からなる実際の品種改良を模した実験集団を作出・維持して有用遺伝子の探索や環境との相互作用の解析を行っています。

(耕地情報利用研究室)