複雑形質の遺伝子支配の仕組みを明らかにする

糖尿病や高血圧などのヒトのありふれた病気、乳量や肉質などの畜産物の多くは、たくさんの遺伝子によって支配されている複雑な形質です。ヒトの健康の向上と家畜の生産性の向上に役立てるため、マウスとニワトリを使って複雑形質の遺伝子支配の仕組みを調べています。
(動物遺伝育種学研究室)

DNAの多様性と形質の多様性を結びつける

イネの大規模交雑集団を用いた表現型の予測モデルの開発や有用遺伝子の発見を目指しています。
(耕地情報利用研究室)

非コード領域の複雑形質への寄与を理解する

量的形質のような複雑形質の責任領域を探すと、遺伝子のタンパク質コード領域「外」が原因であるケースが非常に多いことが分かってきており、その多くは遺伝子の発現制御に関わるものだと考えられています。これまで扱われることが少なかった「遺伝子外」の重要情報を拾い上げて研究し、動物の有用形質を作り出すための基盤としての理解を目指します。
(動物遺伝育種学研究室)